会長挨拶
日頃から本連盟に対し、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。新シーズンが始まり、記録の更新や競技会出場に気持ちが高まっておられるものと思います。
本連盟は、2024年4月1日に、新しく「一般社団法人関東学生陸上競技連盟」としてスタートしました。皆様ご存知のように、本連盟には永い歴史と伝統があります。1919年(大正8年)に前身となる「全国学生陸上競技連合」が設立され105年が経過しました。今年度、関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)は第103回、東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は101回を迎えます。ここまでに幾多の苦難を乗り越え、本連盟及び両競技会の維持・発展にご尽力いただきました全ての皆様に心より感謝申し上げます。
本連盟の法人化の目的は、一つにこれまで蓄積した財産を守ることがあります。二つ目は、連盟組織の透明性と健全な運営をするためです。そして、三つ目は本連盟に対する社会的信用力の向上にあります。それを維持する本連盟の構成は、各加盟校を社員とする社員総会と、20~40名の理事による理事会からなります。年間事業の遂行は、従来どおり学連幹事を中心に専門委員会、新たに設ける学生協議会の意思を尊重し活動していくことになります。
現在、本連盟には100校超える加盟校と8000名を超える学生競技者が所属しています。これまでと同様に、本連盟「学生競技者憲章」を遵守し、各校相互の親睦を深め、互いに切磋琢磨して競技力の向上に努め、陸上競技の普及と発展に寄与することを目的としています。その目的を達成するために、関東インカレや箱根駅伝などの競技会の開催、加盟校の学生競技者の競技力の向上、将来わが国の陸上競技を支える有望な人材の育成を目指します。
皆様の活躍を心より祈念し、皆様とともに新しくなった本連盟の発展に努めてまいります。
一般社団法人 関東学生陸上競技連盟
代表理事 会長 植田恭史